移住前も、移住後も。宮崎市移住センター

理学療法士 濱 一弘さん 福岡県からIターン

30歳「サーフィン」との出会い

福岡県福岡市に生まれ、高校卒業後、理学療法士の資格を取るため専門学校へ行きました。卒業後は九州を出たいと山口県へ飛び出したんです。それまで九州しかしらなかったこともあり、刺激が欲しかったんだと思います。しかし、外に出て初めて九州の人の温かさや祭りの賑やかさなどが自分に合っていることを実感し、地元福岡県北九州市に戻りました。 北九州市での就職先で、出会った方に勧められたのが「サーフィン」でした。当時ちょうど30歳になった私。何か新しいことを始めたいと思っていました。サーフィンを勧めてきたのは、理学療法士としての後輩でもあり、今や宮崎市移住の先輩でもある、藤野匠さん。彼は『どうせサーフィンするなら、波の良い宮崎だよ!』と宮崎をオススメしてくれたんです。

安定したパワフルな波

宮崎の波は、他と全く違います。一度体験し、すぐに魅了されました!様々な場所に足を運びましたが、これだけサーフィンに適したパワフルな波がコンスタントに来るところはないと思います。また、1年を通して水温が温かいので、長時間楽しんでも体力消耗は最小限で済む。今年9月にはサーフィンの世界大会が開かれますが、それだけサーフィンに適した環境なんだと思いますね。 あとは、他の場所よりも県外から来るサーファーに対してポジティブに受け入れてくれる空気もあります。地元サーファーも移住者も、みんなで波をシェアしようという雰囲気がありますね。サーフィンを通して、移住者同士ですぐ仲良くなれますし、オープンでポジティブな空気がそうさせているのかもしれないです。

サーフィンを中心としたLIFEを送りたい

 そこから、福岡と宮崎を往復する日々が始まりました。月3〜4回は宮崎に車で来ていたんですが、その度にガソリン代や高速代、宿泊費もかかってくる。そんなときに、藤野さんが先に宮崎市に移住したんです。彼の生活の様子を見ていて、サーフィンを中心とした理想的な生活に強く憧れるようになりました。サーフィンの技術に関しても「福岡だと3年上達にかかることが、宮崎なら1年でできるんだよ!」と宮崎出身の方がおっしゃってたのも背中を押しましたね。 地元サーファーの皆さんもとてもフレンドリーで、一緒に飲みに行ったり、時に家に泊めてくださったり、その近い距離感が私の性格に合っていてとても心地よいなと感じていました。これだけ自分に合っていて、定期的に通うのなら住んだ方が早いと思い、移住に向けて動き始めたんです。

移住に向けて、公的な窓口をフル活用

移住までには約2年かかりました。まずは宮崎県の運営する「宮崎ひなた暮らしUIJターンセンター 宮崎支部」を利用しました。宮崎県に移住したい!といっても宮崎はとても広く、波が良い地域も多かったので、全体の情報を知りたかったんです。その後、宮崎市を希望するならと、宮崎市移住センターをご紹介いただきました。宮崎の基本情報はこれらの窓口でしっかり聞くことができましたね。 他にも、インターネットで独自に検索したり、ハローワークにも訪問。宮崎県のふるさと宮崎人材バンクや民間企業の求人サイトにも登録しました。まずは理学療法士として働けれる場所を決めたかったので、様々な情報源からアプローチしましたね。そして、現在働いている「社会医療法人耕和会 介護老人保健施設 サンヒルきよたけ」への就職が決まりました。働く環境も整っており、プライベートの両立もとれ、自分の成長にも繋がる、理想的な職場でした。

一方、土地勘のなさで苦労も

まずは仕事を決めることが最前だと思っていたので、その次に住居を決めました。住居を決めるのには少し苦労しました。「宮崎市の賃貸」というくくりでインターネットで調べ、いいなと思ってリストアップしたところが実際には職場からとても遠かったり。土地勘がないので住所を言われてもどのあたりかわからないのはもちろん、通勤にどの道が混むといった情報もないため、部屋を決定するのには困りましたね。ただ、地元不動産の方に丁寧に教えていただけたので、最適な部屋を見つけることができました。やはり地元のことは現地の方に聞くのが大事だなと感じました。 今では、朝5時に起きて海へ行き、サーフィンをして出勤という理想の生活を送れています。家から海まで車で10分。家から職場まで10分の場所を見つけられたことが大きいですね。

季節を感じる場所、宮崎市

「サンヒルきよたけ」には主に、清武町の地元の方が利用されています。清武町は、農業が盛んな地域。冬になると、切り干し大根が河川敷や田んぼに干されていたりするんです。ご利用者様にも農家さんが多く、畑の話をされたり、その時の旬のものをいただいたりすることが多いんです。宮崎市に来て初めて、季節を感じて暮らすようになりましたね。皆さん、オープンな方が多く、移住者である私に対しても抵抗なく心を開いて話してくださいます。

仕事はある!移住後のコミュニティも安心

サーフィンを中心とした暮らしをしたいなら、絶対に宮崎だって思います。ただ移住したいという人はよく「仕事がない」とおっしゃるんです。田舎だから仕事がないというイメージが強いんだと思います。でも私の実体験から、ちゃんと窓口を活用して、自ら動けば「仕事はある!」そうはっきり断言できます。 「サンヒルきよたけ」の横には、宮崎保健福祉専門学校があります。宮崎市移住アンバサダーでもある宮崎保健福祉専門学校では、介護や福祉の資格が取れることはもちろん、様々な学費などの支援制度があります。当施設との連携も強く、オープンキャンパスでの利用や卒業生が所属したりもしているんです。今現在高いスキルがないという方でも、宮崎保健福祉専門学校を通して学ぶこともできますよね。 ちなみに宮崎保健福祉専門学校の松村さんとは、宮崎市移住センター主催の「スナック喫茶移住」で初めて出会いました。今ではサーフィン仲間になっています。

 宮崎市移住センターは移住『後』のコミュニティまでサポートしてくれるのがとても嬉しいですね。移住後のサポートをしてくれるところってあんまり多くないので、本当に感謝しています。様々な属性の方が集まって横が繋がり、色んなジャンルの宮崎情報を得ることもできます。貴重な場ですね。

宮崎市は、海から街が近いコンパクトシティ。サーフィンを中心とした生活がとても送りやすい環境があります。窓口を最大限に活用して、ぜひ理想のMIYAZAKI LIFEを送っていただきたいですね!

プロフィール

濵 一弘さん(36歳)。福岡県出身。先輩移住者でもあり、職場の先輩後輩の関係でもある方から、サーフィンをやらないかとの誘いを受け、サーフィンに目覚める。宮崎での波乗りに魅了され、移住を検討。宮崎県や市のセンターを活用しながら2年をかけて、2018年に移住。サーフィンを中心として、理学療法士として働くワークライフを楽しんでいる。移住後も、宮崎市移住センター主催イベントに積極的に参加し、コミュニティを広げている。

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