移住者の声

Ponchice 佐藤輝彦さん・久美子さんご夫婦 東京からIターン

関東出身の僕たち夫婦が出会ったきっかけは、東京で開催されるアースディなどのイベントにスタッフとして参加したことでした。イベントに関わっていく中で、マクロビオティックやオーガニックなどに関心を持つようになり、自宅でも玄米などを使って料理するようになりました。

シロップ

やがて、妻は身体に優しい食材を使った料理を提供するカフェで働きながら料理を勉強。僕の実家のある神奈川県葉山町へ引っ越してからは、ponchice(ポンチセ)としてベジタリアン料理を提供するようになりました。一方、僕は会社で営業の仕事をしていましたが、正直辞めたい気持ちもありました。それでも、一家の主として妻を支えたいと頑張る日々でした。それからしばらくして、3.11の東日本大震災が起きました。

ある日、自分の様子を見ていた妻から「二人が好きなことを仕事にして働ける環境を探しに行こうよ!」と言われ、僕たち夫婦の移住先を探す旅がはじまりました。実は僕、林業をやってみたかったこともあって、林業の盛んな高知か宮崎のどちらかに絞ることにしました。実際に様々な場所を訪ね、肌で感じ、環境を目の前にした結果、二人とも「いいね」と意見が一致したのが、宮崎県の最南端、串間市の市木地区です。

パームツリー

串間市は、海が本当に綺麗ですね。それに山も近くて田んぼも広がって、のどかな環境に恵まれた地域です。借家は五右衛門風呂、トイレは汲取式と昔ながらの造り。今まで当たり前のように蛇口をひねるとお湯が出てくる生活に慣れていたので、薪での生活は大変でした。

憧れだった古民家に住み、広い庭も持て、野菜作りなどもトライしましたが、私たちにとって一番ワクワクしたのは、宮崎の豊かで美味しい食材を使って調理すること。それを、マフィンで表現していくことでした。僕は昔からスイーツを作るのが好きで、身体に優しい食材で、美味しくて身体も喜ぶものを提供したいと考え、作り方を研究。珈琲の焙煎も始めました。

佐藤さん

ある日、宮崎市内で開催されたイベントに参加して、マフィンを販売しました。予想以上にマフィンは好評で、それから徐々に口コミで広がり、いろんなお店で委託販売させていただいたり、九州内のマルシェやイベントに呼んで頂けるように。活動を始めて1年後には林業を辞め、マフィン作りに専念するようになりました。

気付いたときには、移住前からずっと思い描いていた「夫婦二人で好きなことを仕事にして働く」という、理想の暮らしが叶っていました。僕たちは実店舗を持っていません。今後は、どんな形でやっていこうか、まだまだ模索中ですが、いろんな地域に出向き、多くの方と交流できる今のスタイルも気に入っています。

マフィン

宮崎の魅力はやっぱり豊かな食材! 宮崎だからこそ、季節ごとに様々な種類のマフィンや果実シロップを作ることができています。そして皆さんのあたたかい人柄にたくさん助けられています。最初どうやって工房を作って販売すれば良いのかわからなかった際に、宮崎市の保健所に伺ったのですが、皆さんとても親切に教えてくださいました。今でも僕たちのことを応援してくださる、優しい方々ばかり。これからも多くの方のご協力を得ながら、食べて幸せになれるマフィンを作っていきたいと思います。

イベント

 

雑誌

これからどこかに移住を検討されている方がいたら、まずはその場所に行ってみて、自分の肌で確かめたらいいと思います。実際に歩いてみてわかること、感じることがたくさんあるし、素敵な出逢いもきっと待ってると思います!

 

【活動情報】

Ponchice Facebook

プロフィール

佐藤輝彦さん、久美子さん共に東京都出身。オーガニックやマクロビオティックに関心を持つようになり、湘南にて料理提供を経験。自然豊かな場所を求めて宮崎へ移住。現在、卵・牛乳・白砂糖を使用せず素材にこだわった体に優しいマフィンを九州の様々なイベントにて販売。噂が広まり委託販売も増えている。

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