移住者の声

宮崎に恩返しがしたい!そう思ってこの店をオープンしたんです。

両親が共働きで、小学生の時から料理はしていました。母も姉も料理が上手くて、いまだに家族で料理が一番下手なのは僕なんです。姉からは、お店を出した今でも、「この腕前で料理をお客様に出してるの⁉︎」って言われていますよ。(笑)

小さい頃から母親の自家製ドレッシングや、手作りスイーツを当たり前に食べていて、食事は外で食べるより家飯が一番美味しかったんです。気が付いたらコックコートに憧れて大学生の時にイタリアンのお店でバイトを始めました。その頃からイタリアンのシェフになるならイタリアで修行をするんだと決めていました。宮崎のイタリアンのお店で4年修行をした後、イタリアに渡って6年間本場で料理を学びました。

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イタリアではとにかく言葉に苦労しました。イタリア語を少しは学んでいったのですが、行った先のナポリは方言があって、言葉が通じなくて3日くらい経った時、泣けてきました。そこを乗り越えられたのは魚のさばく技術とサッカーでしたね。ナポリはお魚料理が多くて魚を繊細にさばけることは武器になりました。イタリアでは日本人なら寿司が握れるのが当たり前って思われていて、イタリアで寿司を握る修行もしたぐらいです。サッカーで仲間ができた事で言葉の壁も乗り越えられました。イタリアでは朝から夜までとにかく仕事、仕事、仕事でした。おかげで6年経った頃には修行していた店を任せたいと言っていただいたんです。

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宮崎に帰ってきた一番の理由は家族のことを考えてですが、色々なタイミングがちょうど合って、帰ってきました。いまのお店のコンセプトが「宮崎への恩返し」なんです。宮崎は山のものも海のものも新鮮で素晴らしい素材があふれていますよね。こだわった素材を作っている方達とお付き合いをさせていただいてます。その素晴らしい素材を使った料理を宮崎の方たちに味わってほしい。そう思っています

はじめから順調だったわけではないんです。宮崎に帰ってきた時に大変だったことと、イタリアに渡った時に大変だったことは同じでした。宮崎の人とイタリア人って似てますよね。すごく人間があったかい。でもシャイではじめは人に対してあまりオープンでない…一旦心を開くと深くお付き合いできる。はじめの心を開くところまでが大事な時間ですね。イタリアでも、宮崎に帰ってきた時も、はじめはなかなか受け入れてもらえない時期がありました。悔しい思いも随分しました。そんなとき“お客様の求めている料理、時間、空間を提供していきながら、その中で少しだけ自分らしさを入れていこう”と決めたんです。その時からスッと気持ちが楽になりました。美味しい料理を食べた時って心がオープンになりやすいですよね。今のお店には、大変だった時期から通って応援してくださっているお客様がたくさんいます。付き合えば付き合うほど宮崎の方たちは心を開いてくださいます。

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宮崎の方たちに知って欲しいのは、イタリアンはかしこまって食べるものではないってことなんです。ふらっと立ち寄って美味しい料理とそれに合うワイン、そして会話を楽しむ。そんな時間を過ごして欲しいですね。うちのお店にはメニューはありません。メニューがあると常に同じものを作らないといけないじゃないですか。お客様を飽きさせたくないし、僕も飽きちゃいますしね(笑)

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宮崎の方は気づいてないかもしれませんが、本当にいい食材を普段から当たり前に食べています。ある意味すごく口が肥えている。だからお出しする料理と食材に手抜きはあり得ません。一人一人、一組一組、顔を見ながら料理のアレンジを決めていきます。席もお客様に合わせて選ぶようにしています。常にお客様とは勝負だと思っているんです!食べた時のお客様の目は嘘をつきません。「おっ!満足できたかな?」「まだまだだったかな?」と勝負の連続ですね。宮崎の食材を使った料理となるとみなさん表情まで違うんですよ!(笑)地元を大事に思っているのが伝わってきます。「次は何が出て来るのかな?」「この材料で、こんな味付けなんだ!」とお客様にドキドキとライブ感を楽しんでいただきたいし、僕も常にライブ感を楽しんでいます。“満足感”と“この料理何⁉︎という驚き”を持って帰って欲しいと常に思っています。

 

将来の展望はまずはお店がオープンしている時を常に満席にすること。そこから次の店舗展開も考えています。

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1980年生まれ都城出身。宮崎で4年間修行の後、27歳でイタリアに渡る。
6年間の本場イタリアンの修行後、宮崎市へJターンする。休みはほとんど
食材探しに時間をさいているそう。温泉が好きで、行った先々で楽しむこともあるらしい。大好きなサッカーを再開することが小さな目標だそうだ。
『pappacarbone』はひっそりと佇む入り口をくぐり階段を上がると開放感がある景色と、こだわりのオープンなキッチンが見渡せる。気軽に、それでいて本格的なイタリアンを楽しめるスペースである。イタリアで星のついた『pappacarbone』の暖簾分けだそうだ。大事な人と過ごす時、かわいいタイル張りのカウンター席で楽しむのもおススメである。

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