
チャンスはたくさんある!宮崎だからやりたい新たな挑戦
2025.10.03
大津 伸詠さん(40代)東京都からUターン:ミカエル堂運営(事業承継)
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移住を決めた経緯:地元宮崎で子育てと事業継承にチャレンジ
20代の頃、やりたいことがなかなか見つからない日々を宮崎で過ごし、ずっと行きたいと思っていた東京へ、ふと思い立って上京しました。
2017年に出産し、コロナの流行や小さい息子を連れての長距離移動が大変ということもあり、なかなか宮崎に帰省するタイミングがありませんでした。やがて、だんだんと高齢になっていく両親のことが心配になり、もっと息子と会わせてあげたいと思い始めました。
そして、せっかく帰るならなにか宮崎で仕事ができればと思い、1年程かけて面白そうな事業がないか探しました。そこで見つけたのが「ミカエル堂」の後継者募集でした。調べていくうちに、地元の方の「無くなるのは寂しい」という声を多く目にして、私自身も学生時代に購買部で購入していた懐かしい思い出がありました。そして何より、「今やっている仕事と全く違うことをやってみたい」「ビジネスとしても面白そう」と思ったんです。パン作りもしたことがなかった私でしたが、思い切って応募し、無事にミカエル堂を第三者承継として引き継ぐことが決まりました。そこから地元に帰ろうとすぐに移住を決めました。
移住後の暮らし:帰ってきて気づけた故郷への愛
正直、昔の私は宮崎に対して愛着が薄く、田舎の生活というものを窮屈に感じていました。しかし、Uターンしてから息子と暮らす中で、宮崎の少し世話好きなところや困っていたら助けてくれる人の温かさを心地よく感じ、なにもないと思っていた故郷に魅力を抱けるようになりました。 ネガティブに考えていたこともこんな風にポジティブに捉えられるのだと、宮崎の良さに気づくことができました。
ミカエル堂の事業継承は、前オーナーの都成さんご指導のもとパン作りを覚えたり、店舗の準備やスタッフを集め一歩一歩前に進んでいきました。本当に沢山の人たちに支えてもらいながらオープンができたと思います。試行錯誤しながらの毎日ですが、現在はスタッフにも恵まれて店舗の運営を任せられるようになりました。もちろん私も店舗で作業をすることもありますが、移住前から行っていた東京の事業も並行して取り組んでいます。
私の場合、「人生は限られているから、今やりたいと思ったことは今やるしかない。雪崩が起きたらその時に考えよう!」みたいな感じでやっちゃうんです。
仕事と子育ての両立もできているのか分かりませんが、子供を職場に連れてきても受け入れてくれる寛容さが宮崎にはあり、だからこそ、子供と一緒にのびのびと仕事ができて、楽しい生活が送れていると思います。
あなたにとっての宮崎LIFE:やりたいをカタチにできる
出産をきっかけに大きく変化した私の未来設計にはやりたいことが次から次へと溢れています。地元に愛されていたミカエル堂の事業継承に出会えたことで、色んな方に助けていただき、宮崎ならではの”人の温かさ”に救われました。そして、困っていたら手を差し伸べてくれる人が多い地域性もあり、自治体、メディア、事業者など繋がりやすく、スピード感があります。
宮崎はなにも無いからこそチャンスがたくさんあるまちだと思います。のんびりとした印象が強いと思いますが、起業に関してはそんなことはなく、手厚い支援を受けながらチャレンジできる印象です。これからは、ミカエル堂をさらに愛される事業に育て、ミカエル堂の事例から、多くの方に事業継承の可能性を感じてもらい、またチャレンジしていけるようなロールモデルを目指します。
▼YouTubeで大津さんのリアルな声も配信中!
https://www.youtube.com/watch?v=5KY7NFRZDkY