宮崎市移住センター

「自分らしく頑張れる。食と人がつなぐ、あたたかくて心地良い暮らし」

2025.10.30

中島陽さん（10代）千葉県からIターン：菓子店経営

Iターン
起業
飲食

移住を決めた経緯：祖父母がいる宮崎で感じた心地良さ

小学生の頃、感覚過敏で体調を崩すことが多く、学校へ行けなかったこともありました。そんな中、毎年夏休みや冬休みには、祖父母のいる宮崎へ遊びに来ていました。
宮崎での時間をすごしていると、自然豊かで食べ物が美味しく、人の雰囲気や穏やかな環境がとても居心地良く、なんだか自由にできるというか、解放されていた感じがありました。そんな私の様子を見た母の勧めから、生活環境を変えるために家族で移住することになりました。

移住後の暮らし：食を通じて広がる世界

移住前は、あまり食べることができず偏食がすごかったのですが、宮崎に来てからは美味しいものが本当にたくさんあるので、色んなものを少しずつ食べられるようになりました。宮崎の食材のおかげで挑戦する気持ちや興味が湧いてきました。

そして、もともとお菓子作りが好きだったこともあり、焼き菓子屋さんを起業しました。趣味でやっていた時から周りの方に食べてもらう機会があり、美味しいと言ってもらえたり、関係がちょっと深くなれたことから、もっと多くの人に喜んでもらいたいなと思っていました。起業の道のりは、分からないことだらけで試行錯誤を繰り返し、未成年ということで前例がなく、なかなか前に進めず壁にぶつかることが多かったです。それでも家族や宮崎で知り合った方々が常にサポートしてくださり、おかげでお店をオープンすることができました。起業を通して家族みんなで協力することも増え、今までより更に絆が深まったなと感じています。

お店では、無添加や植物性など材料にこだわりながら、ヴィーガンやグルテンフリーなどを求めている方も、そうでない方も関係なく、その日の気分で選んでもらえるような、「ほっ」とできるお菓子を作りたいなと思っています。また、季節のお菓子も楽しんでいただけるように、宮崎の食材を使ったメニューもどんどん展開していきたいです。