移住前も、移住後も。宮崎市移住センター

Coco Bowls オーナー 中森 康成さん 愛知県からIターン

まだ旅の途中。”好きなこと×得意なこと”で、宮崎の街を盛り上げたい!

 愛知県にいた際に「趣味のサーフィンができる生活がしたい。自分のお店を持てば、理想のサーフィンライフが実現するのではないか」と考え、飲食店で働いていました。しかし、なかなか時間が取れずにいたのです。

そんな中観た、サーフィンをしながら世界一周する映画に憧れ、妻と世界一周の旅をすることにしました。旅の中で、自分たちの理想とする生活に合う場所を見つけたいと考えていたのですが、旅が終盤になるにつれ、やっぱり日本が好きだという気持ちに気付いたんです。そして以前サーフィンで遊びに行ったことがある宮崎を思い出し「宮崎でなら海も町も近くてサーフィンができる!」と考え、宮崎に住むことを決めました。

移住したばかりの頃は、街の飲食店でアルバイトをしており、サーフィンをしながら働く生活が実現しました。しかし、もっと時間にも場所にも縛られないライフスタイルを送りたい。IT技術を使えば、そんな生活を送れるのではないか、と考えるようになり、独学でITの勉強を開始。1年半で独立しました。

それからは働く時間も場所も自由になり目標のサーフィンライフを満喫していましたね。しかしライフスタイルとしてやりたいことはできていたのですが、しばらくすると「仕事」の部分では情熱が持てていないことに気づき始めました。このままだと仕事に情熱を持っている人には勝てなくなる。今度は「仕事」という部分に情熱が持てることをやりたいと思うようになったのです。そして考えた結果、お客様の顔が見える仕事がしたいと飲食店を開くことを決意しました。

僕の店は「体作りができるカフェ」ということをコンセプトにしています。きっかけは自分のダイエットでした。当時は色々な勉強をして、トレーニングを続けていくことで、自分の体がみるみる変わっていくことが楽しくなりました。その体づくりの様子をSNSで情報発信していたのですが、その中で多く寄せられる相談が食事の内容に関するものでした。僕自身も体づくりをする上で食事の悩みがあったので、「僕の経験と好きなことを掛け合わせたお店ができないかな」という想いで、今のお店にたどり着いたという感じですね。僕の選択に、妻は「やってみたら」といつも僕を応援してくれて、人生をリードしてくれています

 お店を起業する際には、創業を支援してくれるスタートアップハブを利用し、そこでたくさんの方との繋がりができました。それまでは1人で仕事をしていたので、人と繋がることの楽しさをとても感じましたね。新しいことを始めるというのはとてもエネルギーのいることです。でも、行動すれば必ず何かが生まれる。そこは常に意識しています。

最近は、体づくりなどに悩む多くの人たちにもっと想いを届けるため、Youtubeでの情報発信にも力を入れています。今の時代は、飲食店の働き方も転換期に来ていると思うんです。これからは僕の強みでもあるITの知識も生かしながら、飲食店の働き方を少しずつ変えていけたらいいいなということも目標の一つになっています。

 宮崎に移住後、子どもが生まれて家族で海に出かけたり、家族と過ごす時間がとても大切になりました。移住当初は「宮崎=サーフィン」というイメージが強かったのですが、今は「宮崎」そのものが好きだと思うようになりました。

僕たちの送りたいライフスタイルが実現できるので、移住して本当に良かったなと思っています。もちろん起業するに当たって、大変なこともありましたが、僕は宮崎という環境に助けられてきました

若い頃は何かにならなきゃいけないと焦った時期もありましたが、今は自分の気持ちに正直に、色々な変化を楽しむことも大切なのかなと感じますね。僕にとって、今は成長の途中、旅の途中だと思っています。自分の持つスキルを生かして、もっと楽しく、時代に適応したスタイルに進化していきたいです。

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