移住前も、移住後も。宮崎市移住センター

僕らができること・やりたいことを宮崎で

畠山 純人さん(28歳)・直子さん(29歳)夫妻 神奈川県からIターン

「自分たちの経験が力になれたら」
家族への想いから決めた、初めての土地、宮崎市での生活。移住して1年が経過した今、感じることとは?
今回は、純人さんからお話を伺いました。

■移住を決めた経緯:近くで家族を見守りたい

 移住のきっかけは、宮崎市に住む妻の祖母です。認知症の症状が進行しつつも、自宅で生活したいという気持ちを強く持ちながら頑張る姿を見て、近くで見守りたく、2022年3月に夫婦で移住してきました。もともと夫婦共に介護の仕事をしていたので、他の利用者さんやおじいちゃんおばあちゃんもそうですが、一番は自分たちの家族をみることができたら、介護を活かせたらいいなと思いました。また、今後の子育てを考えたときに、自然豊かでのびのびとした環境があることも宮崎市を選んだ理由です。

■移住後の暮らし:仕事と育児のスタート

 仕事は、移住前と同様、宮崎でも介護士として働いています。初めは、方言が分からず、コミュニケーションが難しかったことも。利用者さんや職場の方との会話を通して学びながら、少しずつ慣れてきたように感じています。日々の生活をお手伝いする中で、「ありがとうね」「あなたがいてくれて良かった」と言葉をかけられることがやっぱり嬉しいですね。みなさん優しい方ばかりで、人の温かさを実感する職場です。

 そして、同年9月には第一子が誕生し、初めての育児がスタート。0才児を連れてどこかに出かけるとなると、ショッピングモールや複合施設などで買い物を済ますことがほとんどです。宮崎市には、そういった場所がいくつもあり、行きたいお店が一箇所に集まっているのはとても助かります。

 車社会の宮崎。移住前、ほとんど電車移動だった僕たちにとっては不安もありましたが、子育てをする今、車の良さを感じています。都会だと、子どもと一緒に電車に乗ることも多いと思います。遠ければ遠いほど時間はかかりますし、泣いちゃったら周りの人に迷惑がかからないかと気を遣ってしまいます。車の場合、そういったことがないので安心です。宮崎に来てから、運転の練習を兼ねて、青島や日南市の飫肥など色んなところに出かけましたね。車さえあればどこへ行くにもそこまで遠くないのでお出かけもしやすいです。

■あなたにとっての宮崎LIFE:家族の新しい居場所

 毎週日曜日は、妻の祖母にも家族で会いに行っています。宮崎に来て、おじいちゃんおばあちゃんのいきいきとした表情や、元気に挨拶する子どもたちを見て、「いつか子どもたちや高齢者の方が一緒に遊べる空間を作りたい」という目標ができました。認知症になったり、施設に入っても、やっぱり人との交流ってとても刺激になると思います。それは子どもにとっても一緒だなと思っていて、我が子もこれから先、色んな人との関わりがあるといいなと感じています。まだ宮崎も知らないことばかりで、何年先になるか分かりませんが、家族で叶えたい夢です。

 僕自身、もといた場所が恋しくなるときもありますが、移住を実現しなければ知り得なかったことをたくさん感じられています。移住したいなという気持ちがあった僕たちにとっては、決断・実行してよかったと思っています。これから移住を考えている方も、ぜひ実際に足を運んで、宮崎の空気や街、人と触れ合っていただきたいです。仕事も子育ても大変なことがありますが、穏やかな宮崎の環境の中、家族のニューステージとして色んなことを経験していきたいです!

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