移住前も、移住後も。宮崎市移住センター

ひむか洋蘭 中原理映さん 東京都からI ターン

「仕事」も「子育て」も宮崎なら充実した毎日

石川県出身で、東京のアパレル業界に就職し、仕事が楽しくてしょうがない毎日を送る中、宮崎出身で同じ業界で働いていた主人と出会い、結婚しました。当時は、東京での仕事や生活が楽しくて別の場所で暮らすなんて考えたこともありませんでしたが、そのうちに上の子を妊娠、出産し、仕事と子育てを両立させる生活が始まりました。

東京で生活をしながらの育児は思っていたよりも大変で、仕事も終えて保育所へ子どもを迎えに行くと、毎日のように施設で最後のお迎えになってしまっていました。そういった日々に「これでいいのだろうか?」との疑問が頭をよぎるようになっていた、まさにそんな時に東日本大震災が起きたのです。私達家族は無事でしたが、家族がもっとそばに、もっと一緒にいられる暮らしをしたいと思うようになりました。

主人に相談したところ、彼も同じように感じていたようで「宮崎の実家で経営している胡蝶蘭の栽培を一緒にやろう」と言ってくれました。大好きだった仕事を辞め、宮崎に移住して来てみたら、最初は不安ばかりの毎日でした。一年程は友達もできずに家族と夫の友人たちとしか会話しないような日々を過ごしていました。

そんなある日、思い切って一人で街に出て、大好きなコーヒーの飲み歩きを始めたのです。そしてたどり着いたのが、宮崎市移住センターの移住アンバサダーでもある「The Rosa coffee」さんでした。オーナーの宮本さんも岡山県からの移住者で、宮崎に移住して来られた方々が集うお店になっていました。そんな移住者の方々と仲良くなり、そのうちに宮崎の方たちともどんどん友達になっていきました。

宮崎に馴染んでくると、人はおおらかで優しく、気候は温かく過ごしやすい、とてもいいところに移ってこれたなと思っています。もちろん、宮崎での生活に不満もあります。車が無いとどこにも行けないとか、遊園地や水族館などの遊べる施設がないなど。でも、それを補って余りある豊かな自然と、明るくて綺麗な海があると思っています。私は石川県の出身なので海のイメージは日本海なのですが、宮崎の海を見て、海がこんなに明るくて青いことを初めて知ったのです。

4年前には下の子が生まれました。もしかしてあのまま東京で暮らしていたら、2にんめのこどもは考えられなかったかもしれません。そう思うと本当に宮崎に移住して来て良かったと心から思います。今は優しい義父母と家族6人、宮崎で、「仕事」も「子育て」も充実した幸せな毎日をおくっています。

子ども達がもう少し大きくなったら、宮崎市で大好きな胡蝶蘭の新しい魅力を引き出していきたいと考えています。海外では胡蝶蘭と他の花を組み合わせ花束にし、結婚記念日や誕生日などに気軽に送っているので、胡蝶蘭で私の考える素敵なリースや花飾りなどを作って、全国に幸せな気持ちを届けられるようになりたいと思っています。

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