移住前も、移住後も。宮崎市移住センター

宮崎市の防災情報

地震・台風・津波など、宮崎市への移住を考える際に気になる「災害」に関する情報。どこに住んでも災害が隣り合わせの今、最新の「宮崎市の防災情報」をお伝えしたいと思います。

今回は、指定避難所の指定業務を担当する部署 地域安全課から 福田さん(写真右)と、ハザードマップなどを担当する部署 危機管理課から 沖水さん(写真左)に、宮崎市移住センターコンシェルジュの黒木が話を聴きました。

□宮崎市の災害

黒木「移住をしたいと考えたときに、まず検討するのが住まい。そしてその周辺の防災情報かと思います。津波や台風、土砂災害など、できる限り備えたいというご要望は多いのですが、そういった情報はどこで調べればいいのでしょうか?」

沖水「まずは、検討されているお住いの周辺エリアのハザードマップを確認いただくと良いかと思います。いざという時、 慌てず早めに危険な場所から避難できるよう、 お住まいの地域の状況を確認しておきたいですね。

宮崎市防災ポータルサイトに全て掲載されていますよ。」

宮崎市防災ポータルサイト

黒木「冊子版の津波や洪水ハザードマップは、移住を検討中の方でご希望の方がいらっしゃれば郵送対応させていただいたり、実際に一緒に見たりしています。webでも確認いただけるんですね。

この宮崎市防災ポータルサイトでは、基本の災害情報から防災、そしてり災した際の対応についても掲載されているんですね。どこからでも御覧いただけるのでぜひ活用いただきたいですね!

ちなみに、これまでの浸水被害としてはどういったものがあるのでしょうか?」

沖水「この写真は、2005(平成17)年9月、台風14号で道路が冠水した下小松交差点付近です。

この他の風水害の記録(昭和20年以降)は下記の表のような形で、宮崎市のホームページにも掲載しています。」

黒木「洪水のハザードマップは、最近新しくなったんですよね?」

沖水「そうなんです。平成27年5月に水防法が改正され、洪水浸水想定区域図の前提となる降雨規模が「想定しうる最大規模」に変更されました。

このことを受けて、河川管理者である国(H28.8月)及び県(H31.3月)、それぞれが洪水浸水想定区域の見直しを行ったため、令和2年度に市の洪水ハザードマップも改定しました。」

□避難に関する「呼びかけ方」の変更

黒木「避難に関する呼びかけ、つまり発令も最近変わったんですね?」

沖水「そうなんですよ。災害対策基本法が改正され、2021年5月20日から避難勧告が廃止されました。

以下の表のように、警戒レベル4 避難指示危険な場所から全員避難 となりました。警戒レベルとそれに対応する避難情報、避難行動について、ぜひ事前に確認しておいていただきたいです。」

□避難所の情報

黒木「住む場所や生活圏が決まったら、前もって避難所の情報を確認できればと思うのですが、どのように調べることができますか?」

福田「災害の規模に応じて、市が開設する避難所を決定しています。避難所の開設情報は、テレビのデータ放送、宮崎市防災メール、Yahoo! 防災速報アプリなどでお知らせしていますよ。」

■宮崎市防災メール miyazakicity@jijo.bosai.info

*空メールを送って登録

Yahoo! 防災速報アプリ https://emg.yahoo.co.jp/

*アプリをダウンロードし、「地域の設定」で「宮崎市」を選んで登録

黒木「前もって登録やアプリのインストールなど、準備しておきたいですね!」

□避難所のコロナ対策

黒木「新型コロナウイルス感染症もまだまだ収まることはありません。避難所での対策は何かされているのでしょうか?」

福田「はい。収容人数の制限や、混雑状況をスマートフォンなどで把握できるシステムの導入などを行っています。

この写真は、2020(令和2)年9月、台風10号の際に避難所となった市総合体育館の様子です。避難者世帯の間隔を1.5メートル以上あけ、密にならないよう対応しました。

混雑状況をスマートフォンなどで把握できるシステムでは、以下のように各避難所の状況を確認いただくことができます。

ぜひ状況に応じて、活用いただければと思います。

具体的な新型コロナウイルス感染症対策としては、マスクの着用や消毒グッズ、体温計の持参などをお願いしたいですね。またこまめな手洗いうがい、密を避けるために安全な親戚や友人宅などに避難されることも検討いただくと良いかと思います。」


□津波対策について

黒木「移住者の中には、海の近くに住みたいが津波が怖いという方も多いです。宮崎市では、日向灘地震や南海トラフ巨大地震も懸念されます。どういった形で防災準備をしているのでしょうか?」

沖水「ハード面の整備を進めました。沿岸地域で安全な場所へ避難するまで時間のかかる地区や周りに高い建物がない地区に、津波避難タワーを整備しました。

また、住民サービス窓口と避難スペースを備えた地域複合型施設や、

利便性の高いインターチェンジ周辺に医療防災拠点を整備しました。」

□訓練などに参加したいときには

黒木「避難訓練など、定期的に参加しておくと非常に安心かと思うのですが、そういった機会を得るにはどうしたらいいのでしょうか?」

福田「一番は、自治会ごとの訓練が多いので、自治会に加入いただくのが良いかと思います。年に1度大きな訓練(宮崎市防災訓練)も市が主催で行っています。

もし気になるという方は、私たちにお気軽にお尋ねいただければと思います。」

*新型コロナウイルス感染症の状況によっては、開催が中止または縮小となる可能性もあります。

□災害へ備えよう!

福田さん「宮崎市のどこに住んでいても、地震・津波・台風などの災害はいつでも起こる可能性があります。宮崎市が提供している、ハザードマップなどを活用いただいて、災害について事前によく知っていただきたいと思います。

家庭での備蓄なども定期的に確認し、避難経路なども前もって家族と確認しておきましょう。わからないことがあれば、いつでもお問い合わせくださいね。」

黒木「そうですね。前もって準備しておくことが大事です!宮崎市移住センターでも、移住される方が安心して過ごすことができるよう、情報提供を続けていきます。ぜひ気軽にお問い合わせいただきたいです。」

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・宮崎県作成 備蓄リスト 

・宮崎市 非常持ち出し袋、家庭における備蓄

危機管理部 危機管理課

電話: 0985-21-1730 Fax: 0985-25-2145 

E-Mail: 03kiki@city.miyazaki.miyazaki.jp

危機管理部 地域安全課

電話: 0985-42-6511 Fax: 0985-25-2145 

E-Mail: 03anzen@city.miyazaki.miyazaki.jp

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沖水さん、福田さん、ありがとうございました!

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